3DCGを使うことで本物そっくりなグラフィックを作ったり、空を飛んでるドーナツのように非現実的な世界観などさまざまな映像を作り出すことができます。今回は、3DCGを用いるとどんな映像や作品を作ることができるかについて2回にわけてご紹介します。
「3DCGで作る映像 その②について」←はこちらから
また、今回紹介しているCG映像はすべてBlenderという3DCGソフトを使用して作りました。プロも使用する(エヴァ製作、株式会社カラーも使用)Blenderは多くの機能を揃えつつ完全無料で使うことができます。Youtubeなどにもチュートリアルがたくさんあるので興味がある人はぜひチェックしてみてください。ちなみにBlender界隈において1番有名なBlender Guruが提供しているドーナツのチュートリアルからスタートするのがオススメですよ。英語ですが自動翻訳も使って画面を見ながら操作を行えばそこまで難しい内容ではないです。
前置きが長くなりましたが作品紹介に移ります。
▽ドーナツ
こちらの映像のドーナツは、現実には存在せずパソコンの中のグラフィックでのみ存在しています。点と線で構成されたメッシュでモデルを作り、そこにドーナツの質感などを表現するテクスチャーを貼り付けてドーナツを本物っぽく作っています。パソコン内でグラフィックを作る強みとしては、クリック一つで色を変えられるので簡単に様々な種類のドーナツを作ることができます。また背景も同様にクリック一つで変更することができるので商品のブツ撮りなどにも適しています。
イス
こちらのイスもパソコンの中で作られた映像になります。こういった家具類はかなり精度良くCGで再現できるため企業も多く取り入れている技術になります。例えば、家具を取り扱うIKEAのカタログも8割近くはCGで作られています。
実際に机やテーブルを動かして写真を撮りまた配置し直して撮影という従来の撮影方法はコストも労力もかかりますが、3DCGを使えば机の配置や別色のアイテムに変更することもパソコンの中でクリック一つでできます。また、背景も簡単に変えられるので撮影場所ごと一瞬で変更することができます。撮影自体も3DCG内にカメラを設置することができるため、カメラをもたずとも静止画や動画の撮影を行うことができます。
鉄床(かなどこ)・アンビル
こちらの鉄床のような鉄の質感や表面の凹凸もキレイに表現することができます。実際にはこちらのモデルに凹凸があるわけではなくて、ノーマルマップというテクスチャーを貼って見せかけで凸凹を表現しています。そうすることで、細かくモデルを作る必要もなくなり作業時間を短縮したり、モデル自体が複雑になることを防ぎCGデータを軽くする作用がすることができます。
ちなみにこの技術はゲーム内の建物などにも使われていて、建物の柱なども柱をモデリングしてるのでなく柱のテクスチャーを貼って表現しています(そうすることで圧倒的にデータが軽くなります)
まとめ
3DCGを用いた商品撮影や家具などのカタログの作成などはとても相性がいいといえます。
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他とは違った映像を作りたい
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3DCGを使って撮影時間やコストを抑えたい
という皆さんにはぜひ今後3DCGを導入することを検討していただきたいと思います。
「もし、こんなことに3DCGを使ったらどうなるのー?」と言った素朴な疑問でも構いませんので、もし3DCG関連で気になることがありましたら気軽にお声がけください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
Boon Boon Computer Graphics – BBCG代表の荻原光人・オギです。オキナワを拠点に3DCGアニメーション制作 | Webサイト制作 ・マーケティング| 3Dプリンターオリジナルグッズ制作、採用サイトや製品プロモーションの3DCGを制作しています。お気軽にツイッターやDMでご相談ください:)
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荻原光人
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